椿の名前

日本の椿(つばき)は、中国の椿(チン)とは違います。
「椿」という字は春に花が咲くところから作った日本の漢字(国字?)で、今の中国名は山茶(シャンチャ)。
中国で椿(チン)と言っているのはセンダン科の落葉高木、香椿(チャンチン)で別の木。

『荘子』に「大椿なるものあり八千歳を春となし八千歳を秋となす」とある椿は、このセンダン科の別の木であるが、ここから、日本でも椿は目出度い木と思われるようになったと牧野富太郎は『植物記』の「珍説クソツバキ」に書いている。

中国の椿と日本の椿の混同は『出雲国風土記』に始まり、日本最初の漢和辞典である『新撰字鏡』で決定的になったようだ。『古事記』では、都波岐の字が当てられている。

ツバキは厚葉木(葉の厚い木)、艶葉木(葉に光沢のある木)、強葉木(強い葉の木)から転訛してツバキになったとする説、朝鮮ではツバキを冬柏(ツンバク)と書き、これが転化したという説などが有ります。

その頃、中国では海石榴(日本から渡来したザクロ)と名付けていた。
『古事記』『日本書紀』『風土記』には都婆岐、豆波木、津波幾、海石榴などの表現があり、「椿」の字は『万葉集』で初めて見られる。

学名はカメリア・ジャポニカ(Camellia japonica)。カメリアは、ドイツ系のイエスズ会神父であるゲオルグ・ジョセフ・カメルスにちなんでつけられた。
植物学の父、カール・リンネが、彼の業績と人徳をたたえ東洋の代表的な花である椿に彼の名をつけた。しかし、カメルス自身は椿を知らなかったといわれる。
ジャポニカ(お米にも有りますね)は日本原産の意味。

私のblogで「海柘榴」と付けたのは椿が好きな事と、「海柘榴市」という飛鳥地方の古代の市に興味が有ったからです(この話しはまた次に・・・)。

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